どうも、otaoです。
otaoは建設業の土木系現場監督をしています。
今、建設業界は人の需要が非常に高くなっております。
理由は、若手が入ってこないからです。
入ってこない理由は、俗に言われる3K(汚い・危険・給料安い)が原因のひとつと考えられています・・・。
しかし、いろいろな人の話を実際に聞いてみると、その他にも原因があることがわかりました。それは・・・
「休みがない!」
ということです。大手ゼネコンは建設業界では一番のホワイト企業です。
それでも、現場の工期(工事をできる期間)に追われてくれば、間に合わせるために休みなどなくなります。家庭を持つ人は、子供の行事にも参加する事が出来ないなどいろいろな害がでてきます。(うちもこれで家庭内がギクシャクしています。)
そこで、家庭が一番大事という人であれば、そこで転職という考えがでてきます。
若い人でも、自分の時間が全くないと思えば、転職と考えるのも必然です。
私が、ちょっと大きめのプロジェクトに参加していた時のことです。ゼネコン社員のA君が現場の途中で退職することになりました。仕事だけに留まらず、プライベートな事も話せるようになるくらい親しくなっていました。歳も一回り以上下の若い子でした。退職の理由を何気なく聞いてみました。
otao 「なんで、辞めるの?給料合わないから?」
A君 「給料もあるけれど・・・」
otao 「実際いくらぐらい貰ってるの?」
A君 「年収でいえば、500万超えるくらい・・・」
otao 「!!!!!。俺より高いじゃん!!!!俺なら辞める理由にならない(笑)
A君 「お金あっても使う時間すらないし、ちゃんと休みがとれる会社が良いです!」
otao 「そうか・・・。それなら仕方がないね。」
そんな話をして2週間後にA君は現場から姿を消してしまいました。
私なら、それだけの給料貰えるなら、辞める理由が見つかりません!!!
その時の私よりも休んでいたし、早く帰っていたので、それなりに休みは与えられていたと思います。
それでも今の若い子たちは、自分の時間を大切にしているということなのかもしれません。
この問題は、これからも建設業界について回る問題だと思います。今は、週休2日制の公共工事などありますが、民間工事もしている会社にとっては、そんな事全く関係ないのです。国土交通省でいろいろ取り組んでくれてはいるのですが、それだけでは全く問題解決にはなりません。在籍している会社の経営者が根本から考え直してもらわない限り、この問題は解決することはないのです。
otaoが考える解決策は・・・
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ない!!!!!
結局は自分のライフスタイルに合う会社を見つけるか、只々我慢して働き続けるしか方法はないということですね・・・